平成27年5月の法人税務についてのお知らせです

税理士さんの豆知識

Ⅰ 「0ゼロの意味するところは?」
エレベーターの1階(日本)はヨーロッパでは0階と表示されます。コンピューターのプログラムの配列は0番地から始まります。電車にも0系があります。
 
Ⅱ 「0ゼロは何を意味する?」
0ゼロは「無」を意味した数字です。「無」即ち「無現」をも意味しています。
1/10<1/2 1/100<1/10 このようにゼロに近づくとその数字は無限大になり、ゼロは無限を意味することになります。
日常、目にする数字には、一、二、三などの漢数字、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲなどのローマ数字、1、2、3などのアラビア数字があります。
 
Ⅲ 「アラビア数字とインド数字」
インド数字は、8世紀頃アラビアに伝わり、さらにアラビアから10、11世紀頃、西ヨーロッパに伝わり、現在の姿になりました。
アラビア数字(Arabic numerals)という名称は、当時のヨーロッパ人がみつけたものですが、それが現在でも使われているわけです。
 
Ⅳ 「ゼロ」
アラビア数字、つまりインド数字を使用する記数法が他の記数法よりも格段に優れているのは、ゼロを利用した「位取り」ができるからです。
たとえば、一万三千四十五と13045を比べてみてください。紙上で計算する加減乗除において、この「位取り」の威力は、他の記数法の比ではありません。
 
8世紀頃インドからアラビアに伝わった「ゼロ」(サンスクリット語でshunya シャーニャ)は、アラビア語でSifrスィフル「空(から)」と翻訳されました。
このSifrが、13世紀のはじめ、あらびあ記数法(つまりインド記数法)が伝わったイタリアでラテン語化してzephirumとなり、最終的にはzeroとなりました。